ヘアカットセッション

2012.7.21 | | 0 comments

この間、写真撮影のためニールの家でヘアカットセッションをしました。ぼくらの大好きなロンドンにある公園Hampstead Heathで自然と戯れながらの撮影になると思います。

ヘアはきょうこモンティさんにお願いしました。ロンドンではよくお世話になっている抜群のへアードレッサーです。彼女へのコンタクトはhttp://www.facebook.com/pages/Scissor-Paper-Rock-London-Mobile-Hairdresser-By-Kyoko/235415036495464

hair cut

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ロンドンの桜

2012.3.27 | | 0 comments

ロンドンを歩いていて時々「あれっ」と思うときがある。その一つがこの季節、桜を見るときだ。ロンドンにいて桜を見ることは特別珍しくない。うちの近所でも見かける。ただ日本のようにものすごい数の桜が一箇所に咲いてみんなでお花見に行くようなことはない。歩いていて桜をみて綺麗だなと思うくらい。

でもイギリス人でも日本の花見のことを知っている人は以外に多く、春に日本に行ってお花見をしてみたいという人は結構いる。

なぜ「あれっ」と思うかというとやっぱり桜といえば日本の美しさの象徴的なもの。ロンドンを歩いていて、桜を発見すると、いきなり日本にワープしてしまうかのようだ。

確か「物の哀れ」を象徴する花の一つだと聞いたが。 イギリス人にだって「物の哀れ」は理解できると思う。平安時代の文学を知る上で重要な文学的・美的理念の一つなどといわれるが、短い命に対する哀愁や自然、人生、美に触発されて生ずる、しみじみとした情趣などは世界共通だと思うからだ。(ただ僕はもっと平安時代の文学に触れるべきだが。。)

ただ彼らが桜を見て「物の哀れ」をすぐ連想するとは思わないが。

sakura

O-ARC / Masa

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居酒屋ライブ

2012.2.16 | | 0 comments

ロンドンでライブをやってよく思うのは観客が聞いている音もモニターからの音も一般的にあまりよくないと言う事だ。日本でライブをすると音の良さに感動してしまう。ニールにそのことを話すといつもうらやましがる。今のところ僕のソロでしか日本ではやっていないので残念だが。

別に使っている機材が悪いというわけでもない(ひどいところもよくあるが)。基本的にサウンドエンジニアーのレベルが低いのである。つまりちょっとサウンドエンジニアリングを知っている人間でもやってしまうということだ。

日本人は完璧主義で物事をきちんとやるそれに比べてイギリス人はもっといい加減なんではないかという人もいるかもしれない。だがそれよりもライブに対する考え方がちょっと違っていると思う。

日本ではライブは何か特別なもの。ライブ会場に行ったらきちんと音楽を聴かねば。2500円のチケット買ってるし、お酒を飲むのはほどほどにしよう。こんな感じだろうか。

こちらでも有名ミュージシャンのライブはそんな感じだが、素人バンドのライブはちょっと違うと思う。ライブは全然珍しくないもの。ロンドンでもライブハウスはあるがパブでやっているライブではみんなガンガン酒を飲むし、聞きたいバンドは聞くし、聞きたくないバンドは聞かない。

べちゃくちゃ喋っていたりも平気でする。チケット代も5ポンド(600円くらい)くらいだ。ただで見れるものもたくさんある。つまり日本でいうならば居酒屋に言って音楽を聴く感じだろうか。イギリスのパブは日本の居酒屋みたいなところだから仕事帰りに一杯ひっかけて行ったり、皆で飲みにいったりする場所だ。

僕は居酒屋が主催したライブが日本に在ってもいいのではないかと思う。しかも音もよく酒も飲み音楽もちゃんと聞く。ライブハウスのように一晩で5バンド出たら皆でわいわい話す時間が取れないから2バンドぐらいにして置く。ステージのサイズは小さめにしてシークレットライブ的にしてミュージックチャージは300円ぐらいにする。どうだろうか?

音楽が市民の生活にもっと密着するのではないだろうか。

O-ARC / マサ

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日本人シンガーの英語の発音秘話

2012.2.2 | | 0 comments

ロンドンでミュージシャンをやっていて気をつけていることのひとつに歌うときの発音の問題がある。

僕は一語一語頭の中で発音を確認しながら歌うようにしている。歌を聞いている人が僕が何を言っているのか、わかるようにである。ずいぶん昔のGIGで、ある女性ファンの一人から声は素晴らしいし、曲も最高と言われて嬉しかったのもつかの間、最後に僕が何を歌っているのかわかったらもっといいと言われたときにショックを受けてしまった。

僕はハッキリと明確に歌ったつもりなのだが…….それからというもの本当に発音には注意するようになった。

日本人として難しい発音はLとRの違い。VとBの違い。THとSの違いなどが大きなものである。これは最低でも克服しなければ元もこうもない。たとえばLとRの違いは日本語でいえば「あ」と「え」ぐらい違う。たとえば「….君をあいしている」….という歌詞は「….君をえいしてる」となり何を言ってるのかさっぱり分からなくなる。もし他の発音もきちんと区別できなければ、例えば

「…..君をえいしてる。これがぼくのふんとのかもち。ひみのことをはんがえるときゃうもねむれない。」となってしまう。

これはこれで面白いし、何を言っているのか本当に全くわざと分からせない声の響きだけで歌うのならいいが。もしちゃんと歌詞があるのならばハッキリと歌うべきだと思う。ちなみにミックジャガーがステージで歌っているときは何を言っているのかネイティブもわからないという人もいると思うが、彼はこれらの発音のミスはしないというか、ミスができない。

桑田圭祐さんが日本語で何を歌っているか分からなくても「あ」と「え」のような間違えはおこさない。というか起こせない。別に本場もんの発音で歌えと言って居るのでは全然ない。外国人のアクセントがあっても全然かまわないしそれが逆に良かったりもする。いい例がビョーク(Bjork)だ。バリバリのアクセントがあるし彼女の歌詞なんかはネイティブが書いた歌詞とは違う、ちょっとこっけいな言い回しがあるがそれが返っていいのである。

大切なのは何を言っているかが伝わることだ。

O-ARC / マサ

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毎年12月27日にする事

2012.1.19 | | 0 comments

ちょっと季節はずれになるが、まだ一月なのでOKかなということで書かせて頂きます。

僕がこの頃思うのが、やはり新年は日本的に静かに向かえるほうがいいということである。ヨーロッパの人がどう思うかわかりませんが。こちらでは大晦日に、花火を打ち上げパーティーをする。かなりのドンちゃん騒ぎだ。昔は僕もこれはこれでいいかなと思っていたし、いまでも新年をどう迎えるには個人の自由でいいと思うのでそうしたい人はそうすればいいと思う。
 
ではなぜ僕が新年を静かに迎えたいのかといえば、そうする事によって新しい年に精神的に集中できると思うからである。ヨーロッパ的にやると元旦の朝は二日酔いなどで精神的にも肉体的にも最悪の状態で迎える事になる。それもそうだ。パーティーでガンガン飲んだり踊ったりの大ドンちゃん騒ぎの後だからだ。

昔はあまりそのことが気にならなかった。まあ若かったからだろう。しかもクリスマスはしーんとしているのだから大晦日はそれでいいじゃないかと思っていた。
 
でもこの頃日本の正月が非常に恋しい。
 
静かに大晦日と新年をむかえ元旦の日にはおせち料理を食べお酒を飲み楽しく優雅に過ごす。そして新年をかみ締める。なんとすばらしいのだろうか。新しい年がやってきたという気がものすごくするし、だからいい年にしようという意気込みも入る。精神的にも肉体的にも最悪の状態で迎える西洋の元旦とは大違いだ。そんな状態でいったいどうやって新年の決断ができるのだろうか?と思ってしまう。
 
だからといって西洋的なやり方を否定しているわけではない。新年の決断を大晦日から始まるパーティーで友達や家族と話しあう事もできるだろう。実際に僕も大晦日の友達の家で開かれた素晴らしい、本当に最高だったパーティーで新年の決断を語りあった事もある。
 
ただ僕はやっぱり日本人なんだなーと思ってしまう。もちろん西洋人でも同じように思っている人はいると思う。
 
僕はしーんとしているロンドンのクリスマスは大好きだ。だからクリスマスはこちらで向かえ27日に日本に飛び新年を迎える。これが最高なのである。

O-ARC(マサ)

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